## 女性の体と心:連載エッセイ 自分を愛するということ - 第1回「鏡の中の私と、本当の私」
**はじめに**
この連載エッセイでは、女性の体と心の健康、そして何より「自分を愛する」ということについて、私自身の経験や学びを交えながら綴っていきます。 私たちは社会や周囲からの様々な期待やプレッシャーの中で、時に自分の気持ちや身体の声を聞き逃してしまうことがあります。 この連載を通して、一緒に自分自身と向き合い、心と体の声に耳を澄ませて、より自分らしい生き方を見つけていけたらと思っています。
**鏡の中の私と、本当の私**
初めてこのテーマに取り組むにあたり、私は鏡の前に立ちました。 鏡の中の私は、完璧とは程遠い存在です。 肌にはシミもそばかすもあるし、体型も理想からはかけ離れています。 メイクをして、おしゃれをして、少しでも「良く見せよう」と努力している自分がそこにいます。
でも、鏡の中の私だけが「私」ではありません。 鏡に映らない、内なる「私」こそが、本当の私かもしれません。 笑う私、泣く私、怒る私、疲れる私… 様々な感情が渦巻く、複雑で繊細な存在です。
私たちは、社会やメディアから「こうあるべき」という理想像を常に押し付けられています。 スリムで美しく、仕事もできて、家庭も完璧にこなす… そんな「完璧な女性」像に自分を重ね合わせ、常に不足を感じていませんか?
私は、以前はそうでした。 雑誌のモデルや女優さんの写真を見ては、自分の容姿や生活を比べて、自己肯定感を下げていました。 SNSのキラキラした投稿にも心を奪われ、自分の人生がつまらなく感じてしまうこともありました。
**自分を愛することの第一歩:自分の「良いところ」を見つける**
しかし、自分を愛することは、完璧を目指すことではありません。 むしろ、完璧ではない自分を、ありのままに受け入れることから始まるのではないでしょうか。
そこで、私は「自分の良いところ」を見つけることを意識しました。 例えば…
* **真面目に仕事に取り組むことができること:** 責任感を持って仕事に取り組む自分の姿に、誇りを感じます。
* **友達を大切にできること:** 大切な友人との時間を過ごすことで、心の支えを得ています。
* **料理が得意なこと:** 自分で作った料理を家族や友人と分かち合うことが、私にとっての喜びです。
* **新しいことに挑戦することが好きであること:** 未知の世界に飛び込む勇気がある自分を、褒めてあげたいです。
最初はなかなか見つからなかった「良いところ」も、意識して探していくうちに、少しずつ増えていきました。 小さなことでも構いません。 自分自身を褒めてあげること、自分を認めてあげることが、自分を愛することに繋がります。
**次回予告**
次回は、「自分を大切にする時間を作る」ことをテーマに、具体的な方法やコツを紹介したいと思います。 忙しい毎日の中でも、自分自身と向き合う時間を確保する方法や、心身をリフレッシュさせるためのヒントをお伝えします。 ぜひ、次回もお読みください。
**(写真やイラストなどを適宜挿入)**